天使の梯子(グリーフケアの部屋) Blog
2019/12/07 22:04
G.R.A.C.E.の勉強会に行ってきました
G.R.A.C.E.とは、ものすごく簡単に言うとジョアン・ハリファックス氏が、死にゆく人のケアに携わる専門家のトレーニングとして考案したものです
Being With Dying(B W D 死にゆく過程とともにあること)と呼ばれるトレーニングです、
最新の脳科学や認知科学の成果に基づいて整理し
コンパッション(慈悲心、思いやり)に根差したケアなのです
今日はGだけ、紹介します
G Gathering attenion 注意を集中させる
これは最初のステップになります、
体の感覚に注意を向けることをするのですが、今回は瞑想的なものを学びました
G Gathering attenion 注意を集中させる
って一体何???
って感じですよね。どうして、身体感覚に注意を向けることが、死にゆく過程とともにある人に寄り添うことにつながるんだ??
余計意味不明ですね
普通の行動パターンを穏やかに中断して、多忙極まる医療者が、いったん立ち止まって、自分の注意を、何に集中すべきかを自覚することなんです
余計、難しくなりましたか?
つまり、色々な忙しいことがたくさんあるけど、今ここに、何をすべきか考えられるってことなんです、
それは、当たり前なんだけど、結構難しいことなんですね
なぜなら、今の世界は必要なもの以外のものがごちゃごちゃあるから
だから、命を預かる医療関係の人は常に今ここに集中してもらわないと怖いよね
だから、今回は、瞑想や体の感覚の訓練をします
それは、トレーニングによっていつも、自転車に無意識に乗れるように、それができるようにしないといけないから。だって、命を扱うんだから、いつでもそれができないのなら、預ける方は心配だよね?
私たちは常に、どうしたらいいか学び続けています。それは、答えがないけど、間違いをおかしたくないから
その人が新たなナラティブストーリー(自分の物語、人生のお話)を紡ぐまで、揺れ動きそこから脱出するまでは、大変な作業になります。
そうやって、人は人生を紡ぎ直すからです。私は大変辛い思いをしたので、そのお手伝いができれば嬉しいです。
ここには、私がグリーフケア、スピリチュアルケアを大切にしたい思いを綴っています
最後まで読んでくださってありがとうございます
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