天使の梯子(グリーフケアの部屋) Blog
2020/02/19 07:55
大往生のお話
これは遺族会のスタッフであり、上智大学でグリーフケアを学んだことから皆様にお伝えしておきたいことです。私は臨床傾聴士です
昨日、私の尊敬する松岡紫鳳先生のわんちゃん、チャイちゃんが天に召されました
チャイちゃんは、17歳まで生きました
普通なら、長生きで大往生ですねと言うところかもしれません
しかし、色々な方のお話を聞いている私は、この大往生ですねと言葉は、果たして、ご家族さんにとって本当に大往生と言えるのか?といつも考えています
悲しみはその人々によって個人差があります
例えば、90過ぎでお母さんを亡くした人に、よかったね、大往生だったねって、他人が言うことで、ご家族さんが傷つくこともあります
その方にとっては、ぽっかりとお母さんを亡くした悲しみがあり、本人にとって大往生って言われることが、悲しんではいけないと、すり替わってしまうからなのです
ご遺族にとって、悪意のない言葉掛けで傷つく人もいることをわかって欲しいなと思います